2018年のケルン手芸用品見本市にて、Woolly Hugsの創設者のベロニカさんにインタビューしてきました♪


<ベロニカさんご自身についての質問>

Q. 15歳から趣味で編み物をされているとのことですが、誰から編み物を教わりましたか?

A. 棒針編みは祖母から、かぎ針編みは母から教わりました。私は4世帯家族の中で育ったので、常に誰かが私に編み物を教えてくれる環境にいました。

<ボッベル毛糸についての質問>

Q. "ボッベル"という名前の由来はなんですか?

A. "ボッベル"は毛糸の愛称で、ドイツ語の方言ですね。私の故郷ではよく毛糸玉のことを"ボッベル"と呼んでいます。

Q. "ボッベル"を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

A. 私は色遊びが好きで、グラデーションの移り変わりを楽しむデザインをしたいと思いました。
終わりまで編んでみて、自分の思い描いていたイメージ通りになったかどうかを見るのは毎回とてもワクワクします。

Q. なぜボッベルは200gなのでしょうか?
体格の小柄な日本人には少し毛糸量が多すぎて、せっかくの美しいグラデーションがすべて編めないことがあるのですが。。。
今後例えば100gなどの小さなボッベルを作る予定はありませんか?


A. 今のところ小さいサイズを作る予定はありません。大きな作品を作るのが今のトレンドだからです。
2ボッベルを使ったパターンもたくさんあります。私のフェイスブックグループ「Woolly Hugs」では1ボッベルで完成する作品も紹介しています。

Q. ショール以外の作品の例やお勧めはありませんか?

A. 2ボッベルから作るポンチョなどは、色がより複雑に混ざりあうのでお勧めです。日本の着物のように前で合わせるタイプが私は好きです。近々発売予定の私のパターンブックには2玉ボッベルの作品を掲載しています。

<毛糸デザイナーとしての質問>

Q. ランゲンドルフ&ケラー社とのコラボレーションはいつからですか?

A. 私は20年近くデザイナー、エディターとしてのキャリアがありますが、ランゲンドルフ&ケラー社との共同開発はPro Lanaブランドから始まり10年以上になります。
独自ブランド「Woolly Hugs」(現時点で16種の毛糸)がここまで早く世界中に広まったのは、ランゲンドルフ&ケラー社の協力のおかげです。とても感謝しています。

Q. オリジナルパターンの出版だけでなく毛糸のデザインや生産に携わるようになったのはいつですか?

A. 毛糸のデザインや生産に携わったのはまだ日が浅く、2015年の4月からです。名前は初めから"Woolly Hugs"にしようと決めていました。というのも、私の苗字の"Hug"は英語で"ハグ(抱きしめる)"という意味で2013年から始めたフェイスブックグループにも既に皆さまに愛されるように願いを込めて"Woolly Hugs"という名前を使用していました。
2015年の7月には"Woolly Hugs"第一作目の毛糸"Bandy Color"が発売され、その後"SHEEP"、"NOBLY"そして"Bobbel ボッベル"と続きました。

Q. 毛糸のデザインで注意している点、難しい点などありますか?

A. 一番重要なのは品質です。またトレンドには常に目を光らせ、時代遅れなデザインにならないように注意しています。

Q. 色遣いのイメージはどこから得ていますか?

A. 私はよくこの仕事を作曲家や画家と比較します。"どのように作曲するの?" "どこからこの絵の着想を得たの?"という質問は”どのようにデザインしているの?”という質問と同じです。すべての人はそれぞれ違った能力を持っています。
私は音楽を作ったり絵を描くことはできません。ただデザインをする能力を授かっただけです。
すべての職業においてどのような能力を生かせるのかがとても大切です。そこで初めてプロとして長く携わる仕事に喜びを感じられるからです。私の3人の子供達にも自分の能力を発揮できる職業を選ぶことが大切だと伝えてきました。
自分の職業選択に対して満足し幸せでいられるのは子供達も私も同じです。


<最後に>

Q. 今後の新作予定などを教えて頂けますか?

A. 今年の新作毛糸は4種類(SKY、PLAN、YEAR-SOCKS、BOBBEL-SOCKS)発売されます。
新作毛糸のパターンを雑誌や書籍に掲載できるようにする予定です。
またYoutubeの動画で新作毛糸と作品のアイデアをご紹介していきます。
私のフェイスブックグループのメンバー向けにかぎ針や棒針編みのキャンペーンを開催したいです。

Q. オリジナルパターンや書籍の英語版を出版する予定はありますか?(日本語版もぜひ!)

A. 英語版はすでに制作中です。Youtubeチャンネル「Crochet and Knit with Veronika Hug」はすでに1万人の参加者がいます。スペイン語版、フランス語版、イタリア語版も制作中です。
残念ながら日本語版の予定は今のところありません。ただ今後チャンスがあればぜひ実現したいと思います。

Q. 実現可能かはわかららないけれど編み物で叶えたい夢はありますか?

A. 正直なところ、独自ブランド”ウーリーハグ”がここまで編み物業界で人気になるとは夢にも思っていませんでした。
私の望みはランゲンドルフ&ケラー社からの信頼と期待に応えていくことです。今回の手芸用品見本市のモットーである「3日間で世界一周」は私のブランドの理念にピッタリです。
インスタグラムでは世界中からウーリーハグの毛糸を使ったすばらしい作品が投稿されています。まだまだこれからもすべきことはたくさんありますね。

Q. 昨年発売されて以来、ボッベル人気はとどまることを知りません。
ボッベルの美しいグラデーションと可能性に魅了された日本人ニッターさんに向けてメッセージをお願いします。


インスタグラムやピンタレストで日本人のニッターさんの作品を見るたびに、いつも幸せな気持ちになります。
編み物を通じて日本の皆様との繋がりを感じられるからです。この世界でどれだけ遠く離れて暮らしていようとも、私たちは同じ趣味を持つ仲間です。
ブランド名”ウーリーハグ”の名前の通り、世界中を包み込んでいけるように、これからも日本の皆様に素敵な毛糸をご紹介していきたいと思います。


ベロニカさん、ありがとうございました!

 

メッセ会場にて記念撮影♪